基地隣接、響く射撃音 名護「流弾」 米軍、使用回答せず

銃弾とみられるようなものが見つかった現場。規制線の外で名護署の山田聡署長(左)から説明を受ける名護市の渡具知武豊市長=22日午後3時半ごろ、名護市数久田

 21日に銃弾のような物が見つかった沖縄県名護市数久田の果樹園は、国道58号から直線距離で約250メートルの位置にあるが、人里離れた山の頂上付近に立地し、一般の人はめったに訪れない。周辺は木々が生い茂る閉ざされた空間だ。森を隔てて米軍キャンプ・シュワブに隣接し、同基地の射撃場「レンジ10」では頻繁に実弾訓練が実施されている。

 「ダッダッダッダ」。果樹園の管理者の男性は22日午前6時半ごろにいつもと変わらない音を聞いた。シュワブの実弾演習で発射される機関銃からの銃声だ。男性は「昨日の報道を見ていないのか。普通なら配慮するけどな」と、米軍の対応をいぶかしがった。


 米海兵隊は22日昼すぎ、取材に対し、シュワブの射撃場「レンジ10」を閉鎖すると回答したが、自らが使用する銃弾か否かについては回答しなかった。過去にはレンジ10からの流弾が数久田をはじめとした近隣に被弾している。今回もシュワブから発射された銃弾の可能性が高い。

 男性は「時間帯や場所とかがずれていたら私に危害が及んでいたかもしれない」と、声を落とした。

 22日に現場を視察した県の池田竹州知事公室長は「一歩間違えば県民や観光客の生命財産に深刻な影響が出る。決して許されるものとは思えない」と語った。



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