台風7号は2日午前9時、久米島の北約100キロにあり、1時間におよそ20キロの速さで北上し、沖縄本島地方から徐々に遠ざかっている。
沖縄気象台は午前10時31分、沖縄本島地方の暴風警報を解除した。本島中南部には引き続き波浪警報、一部に大雨警報が継続中で、土砂災害などへの警戒を呼び掛けている。
気象台によると、台風7号によって、南城市糸数では2日午前3時16分、最大瞬間43・7メートルの強い風が吹いた。
6月29日午前0時から、7月2日午前10時までの総降水量は那覇市樋川で179・5ミリ、読谷村で172ミリ、沖縄市胡屋で161・5ミリだった。
台風7号の中心気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、中心から半径90キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
沖縄本島地方と宮古島地方では2日夕方、大東島地方では2日夜遅くまで強風に注意を呼び掛けている。【琉球新報電子版】