10月21日投開票の那覇市長選で、自民党県連沖縄1区支部の那覇市長選候補者選考委員会(山川典二委員長)は3日までに、自民県連会長代行で県議の翁長政俊氏(69)を市長選の候補に擁立する方向で最終調整に入った。関係者によると、8日の選考委員会で決定した後、早期に翁長氏に出馬を要請する見通し。
一方、県議の西銘啓史郎氏(60)を推す声もあり、流動的な要素も残る。
翁長氏は那覇市議を経て1996年に県議初当選。現在5期目。2004年には参院選沖縄選挙区に自民党公認で出馬し、落選した。2012年から13年まで自民党県連会長を務めた。選考委では、政治経験が豊富な翁長氏の手腕に期待する声が強い。
市政与党は現職の城間幹子氏(67)を擁立する方向。城間氏はまだ出馬への態度を明らかにしていない。