2017年度に沖縄を訪れた外国人観光客のうち、旅行に「満足している」と答えた人の割合が90%を超えていることが県が実施した調査で明らかになった。「満足」とした外国人観光客の割合は、空路客が16年度比0・1ポイント増の95・1%、海路客が同0・5ポイント減の92%だった。航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数増加で沖縄を訪れる外国人観光客が増加する中で、満足度も高い状態となっている。
空路客のうち初めて沖縄を訪れたのは80・6%を占め、2回目が12・8%、3~5回目が5・5%となった。このうち台湾や香港は複数回沖縄を訪れている客が多い。県内での宿泊数は3泊が38・7%、4泊が27・4%、5泊が13・6%だった。台湾や韓国、中国の旅行客は3~4泊が多い一方で、米国から訪れた人の4割近くが7泊以上の長期滞在をしていた。
空路客の県内での主な訪問先(複数回答)はコンビニエンスストアが最も多い85・1%で、次いで海岸・ビーチの83・1%、自然景勝地が79・4%、スーパーマーケットが77・5%などとなった。
海路客の主な訪問先(複数回答)はドラッグストアが61・9%となっており、スーパーマーケットは36・7%、コンビニエンスストアが34・1%などだった。県内で購入した商品は空路客、海路客ともに菓子類や医薬品・健康グッズ、化粧品・香水が上位となった。
調査は県内の空港や港から出国する外国人を対象に、17年4月から18年3月にかけて実施した。聞き取りなどで調査を行い、空路で1938票、海路で907票を回収した。