【嘉手納】嘉手納中学校の3年生は6日、タイ北部チェンライ郊外の洞窟で奇跡的に生存が確認された少年ら13人を元気づけるためのビデオメッセージを現地に送った=写真。ALTのエヴァン・トーマスさん(38)の友人が現地で救援活動をしており、メッセージはその友人を通して届けられる。生徒らは「頑張って」「We’re cheering for you」「ちばりよー」と呼び掛けた。
トーマスさんが朝の学年会議で、ビデオメッセージを送ることを提案。トーマスさんの友人は、米軍嘉手納基地から派遣された救援隊の一員として現地で活動している。3年生は授業でニュース番組やトーマスさんによる説明で現地の状況を学んだ。トーマスさんは「タイと日本は近く、タイにはたくさんの国から支援が来ている。生徒には世界で起きていることに共感し、自分の成長につなげてほしい」と語った。
学年委員長の花城愛乃さん(14)は「ニュースを見て、少しでも力になりたかった。彼らは大変な状況だが、応援している人がいる。頑張ってほしい」と話した。