【台風8号】インフラ被害の拡大や土砂災害に警戒 沖縄県が災害対策本部会議を設置


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台風8号の接近を前に、県の全部局で台風の針路の対策を確認した県災害対策本部会議=9日午前11時30分、県庁

 猛烈な台風8号の接近を前に、県は9日午前、翁長雄志知事を議長とする県災害対策本部会議を設置し、全部局で情報収集や早期の対策に取り組むことを確認した。台風の直撃が予想される先島地域では前週の大雨で道路の一部に被害が出ていることから、インフラ被害の拡大や土砂災害に警戒することなどが報告された。

 県はホームページで、低い土地での土砂災害や浸水に注意することや、警戒情報に基づく早めの避難、不要不急の外出を控えることなどを呼び掛ける。

 会議では沖縄気象台が台風の勢力や進路を説明し、「急速に天気が悪化し、大荒れの天候となることが予想される。比較的スピードが速い特徴があり、進行方向北側の沖縄本島でも風が強く吹く恐れがある」と指摘した。

 翁長知事は「緊張感を持って情報収集やそれぞれの部署での対策をお願いしたい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】