宮城 久緒 
非常に強い台風８号は１０日午前６時現在、宮古島の東南東約２９０キロにあり、時速３０キロの速さで西北西へ進んでいる。
先島諸島は午前９時までに暴風域に入る見込み。沖縄気象台の担当者は「すでにだいぶ強い風が吹いている。早めの台風対策を心掛けて欲しい」と警戒するよう呼び掛けている。
中心気圧は９３５ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は７０メートル。中心から半径１９０キロ以内は風速２５メートル以上の暴風域になっている。
八重山諸島は昼過ぎに暴風域へ入る見通し。沖縄本島の最接近はこれからだが「暴風警報の発表の見込みは低い」（気象台担当者）という。
現在、県内全域に波浪警報および強風、雷注意報が出ている。本島地方では１１日明け方まで高波に警戒する必要がある。【琉球新報電子版】
