全国的な猛暑なのに沖縄だけ涼しい? 相次ぐ台風が影響


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 沖縄の気温は、8月初旬まで平年よりかなり低くなる―。全国で記録的な猛暑が続く中、沖縄気象台が19日、そんな見通しを発表した。相次ぐ台風の接近により、沖縄周辺の海面水温が平年を下回っているのが主な要因。7月以降、熱中症と診断された患者数も低水準で推移している。沖縄気象台によると、沖縄地方の平均気温は7月1~18日で平年比マイナス0・8度だった。沖縄地方に台風が相次いで接近し、沖縄周辺の海面水温が平年より1~2度低くなっている。ただ、8月以降は台風の発生は少なく、気温もほぼ平年並みになる、と沖縄気象台はみている。

 総務省消防庁がまとめた速報値によると、9~15日の1週間に、全国で9956人が熱中症のため搬送された。沖縄は最少の26人だった。県地域保健課も19日、県内の定点23医療機関で8~14日の週に熱中症と診断された患者数を発表。1~7日の週に続き、過去5年間で最少の37人だった。