県信用保証協会と沖縄公庫が創業支援で連携、協力


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覚書を交わす川上好久理事長(左)と町田優会長=20日、那覇市

 沖縄振興開発金融公庫(川上好久理事長)と県信用保証協会(町田優会長)は20日、創業支援に関する業務連携と協力について覚書を締結した。那覇市前島の県信用保証協会で川上理事長と町田会長が会見した。

 これまで両者は、経営支援業務については連携して取り組んできたが、創業者支援については連携がなかった。今後は公庫の融資制度や協会の保証制度などを活用し、民間金融機関との協調融資促進によって、創業者の資金需要にきめ細やかな対応ができるという。両者は共同でセミナーを開催することで創業者の知識の向上を図る。

 川上理事長は、2017年度の創業融資の実績が546件、52億円と2年連続で増加したことを説明。「創業時の資金需要に対して、蓄積されたノウハウを活用し、担保などに頼らない融資を迅速かつ適切に進めている。創業支援により一層取り組んで行く」と話した。

 町田会長は「創業前から創業後までの一貫したサポート体制を築き、積極的な経営、創業支援をしている。今回の締結で一層の連携協力が可能になり、さらなる支援ができる」と話した。