県民投票署名6万5926筆 辺野古新基地 請求定数を大幅超


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 沖縄県名護市辺野古の新基地建設の是非を問う県民投票の実施を目指す「辺野古」県民投票の会は23日、県民投票条例の制定を直接請求するために必要な署名を集める活動の最終日を迎えた。那覇市のパレットくもじ前広場で実施した街頭署名活動で元山仁士郎同会代表は「私たち若い世代の将来に大きく関わる辺野古新基地建設について県民の意思を示そう」と呼び掛けた。多くの買い物客や帰宅する人たちが足を止め、署名していた。

 同会が22日午後9時までに集めた署名は6万5926筆で県内有権者の5・69%に当たる。条例を直接請求できる法定数の2%を大幅に上回っている。同会は23日に署名集めを終了した。

 今後、署名簿を回収し、来週前半には各市町村の選挙管理委員会に署名簿を提出、署名審査を受ける。

 23日に街頭で署名した名護市出身で浦添市に住む70歳の男性は「基地は沖縄にあってほしくない。県民投票でいい方向に結果が出てほしい」と話した。76歳の浦添市に住む女性は「政府はあまりにも沖縄を甘く見ている。みんなで立ち上がらないと大変だ」と話した。