【東京】辺野古新基地の埋め立てを巡る翁長雄志知事の承認撤回表明を支持し、土砂投入中止を求める集会(辺野古の海を土砂で埋めるな!首都圏連絡会主催)が30日、都内の首相官邸前で開かれた。8月に予定される土砂投入の中止と新基地建設計画の見直しなどを訴えた。
主催者のメンバーは集会の合間に、土砂投入中止のほか、翁長知事の撤回に対する執行停止申し立てをしないよう求める申し入れ書を内閣府に提出した。
政府への要請のほか、座り込み集会の中では、野党の立憲民主党に対して辺野古移設の再検証を具体的に進めるよう求める署名への呼び掛けもあった。
官邸前座り込みに参加した都内在住の女性(81)は「沖縄には行きたいけれど、なかなか行けないので、ここで基地建設に反対の声を上げている。基地があることで戦争に加担することになる。沖縄の問題は海をよごすことにもつながる。知事さんを応援したい。病気なので心配だ」と知事をいたわった。【琉球新報電子版】