今日から8月!伊勢エビ漁解禁 「刺身やみそ汁でおいしく」 宮古島市で水揚げ


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 玉城江梨子
容器の中で跳びはねるイセエビを手でつかみ取る長浜司さん=1日、宮古島市平良の荷川取漁港

 【宮古島】県内の伊勢エビ漁が1日に解禁され、生きのいい伊勢エビが水揚げされた。宮古島市平良の荷川取漁港では早朝から、近海で捕れた新鮮な伊勢エビを求めて市内の料理店関係者らが訪れた。

 伊勢エビ漁の解禁は例年7月1日だったが、資源保護のため今年から禁漁期間が延長されて解禁日が8月1日となった。

 1日未明から潜って伊勢エビを捕ったという伊舎堂正士さん(54)は「漁獲量は少ないが、大きいエビもいて質は良い」と太鼓判を押す。禁漁期間については「正直なところ、1ヶ月の延長は収入的には厳しいが、数年後にはたくさん繁殖してくれることに期待したい」と話した。

 港に買い付けに来た市平良下里のレストラン「海の幸」の長浜司代表(42)は、計約30キロを仕入れた。「例年に比べると初日としては少ない」としつつも、「毎年伊勢エビを見ないとやっぱり元気が出ない。待っているお客さんもたくさんいるので、刺身やみそ汁にしておいしく食べてもらいたい」と笑顔で話した。

 沖縄海区漁業調整委員会は資源の保護培養のため、イセエビ類とセミエビ類について4~7月を禁漁期間としている。【琉球新報電子版】