経済

全酒造所の泡盛、ブレンドしたら… 酒造協同組合とイオンが新商品

「いちゃゆん」をPRする(右から)イオン琉球の末吉康敏会長、泡盛の女王の翁長里奈さん、県酒造協同組合の武田智専務理事=那覇市の琉球新報社

 イオン琉球(南風原町、佐方圭二社長)と県酒造協同組合(那覇市、大城勤理事長)は、琉球泡盛「いちゃゆん」を1日から発売している。県内初の、全46酒造所の泡盛をブレンドした商品となる。マイルドで甘みのある味に仕上がった。

 「いちゃゆん」は沖縄の言葉で「出逢う」という意味で、全酒造所の泡盛が出合い、深みを出す商品になるという意味を込めた。

 イオン琉球が商品を発案し、県酒造協同組合が全酒造所へ文書や電話で協力を呼び掛け、2年がかりで商品が完成した。

 同組合の武田智専務理事は「離島の酒造所も多く、集めるのは大変だった。小さい酒造所や代替わりしたところは、理解を得るところから始まった」と振り返った。

 1987年から同組合が発売する古酒「海乃邦」は、県内酒造所のブレンド酒だが、離島は輸送コストがかかることや、多忙で対応できないなどの理由から46社が全て集まることはなかったという。

 今回は同組合が送料を負担し、離島も全て集めることができた。

 イオン琉球の末吉康敏会長は「島酒フェスタの時に、酒造所同士が協力し合って盛況だった。今回の企画もみんなで頑張ろうという協力の雰囲気があった」と話した。

 パッケージは、県内の女性デザイナーが手掛けた。一つの円を酒造所とし、46の円が重なり合うイメージだ。若者や女性でも手に取りやすいデザインを意識した。

 2018年泡盛の女王の翁長里奈さんは「本商品をきっかけに、県内の酒造所についても知ってほしい」と商品をPRした。

 アルコール度数25度、720ミリリットルで価格は980円(税抜き)。

 3千本の数量限定で、イオンライカム店、イオン那覇店、マックスバリュ、わしたショップ国際通り店のほか、県外の物産展で発売する。11月には、43度の46酒造所ブレンド泡盛を発売する予定だ。