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園長の恩師は〝読み聞かせの達人〟 園児、物語に夢中 沖縄・読谷

絵本の読み聞かせを行う(右から)安岡加代子さんと山田美貴子さん、河村清子さん=7月17日、読谷村の古堅幼稚園

 【読谷】奈良県天理市内で絵本の読み聞かせの指導などの活動をする安岡加代子さん(74)がこのほど、沖縄県読谷村の古堅幼稚園(松田政美園長)を訪ね、絵本の読み聞かせなどを披露した。安岡さんは松田園長が幼稚園児だったころの担任の先生で、松田園長にとって「読み聞かせの達人」だ。松田園長の要望に応える形で来園した安岡さんは、抑揚を巧みに使いこなし、園児を物語の世界に引き込んだ。

 安岡さんのほか、天理市で一緒に読み聞かせやストーリーテリングなどに取り組んでいる山田美貴子さん(76)と河村清子さん(73)と一緒に訪れた。

 松田園長にとって、安岡さんは教員になるきっかけを与えた“恩師”だ。幼稚園のころ以来という恩師の読み聞かせに、松田園長は「泣きそう。小さいころに戻った気分だ」と喜ぶ。「子どもたちと楽しみながら読み聞かせをしている。手遊びや歌も取り入れ、子どもたちが飽きないように工夫されている」と“達人”の技に舌を巻いた。

 金城歩華ちゃん(5)は「風船の話が面白かった」と語った。豊里陽愛ちゃん(6)も「また聞きたい」と笑顔を見せた。

 安岡さんは「子どもたちの素直な反応がうれしかった。一緒に楽しめるように、どの子にも声を届くようにし、一人一人の表情を見ながら、読み進めている」と説明する。教え子が園長となっている姿を見て「涙が出るほどうれしい」と笑みをこぼした。