小さく生まれた赤ちゃんに 着やすい肌着開発 沖縄子育て良品 きょうから販売


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沖縄子育て良品が開発した「小さく生まれた赤ちゃんのための肌着」

 子育てグッズなどを扱う沖縄子育て良品(南風原町、野添かおり社長)は、「小さく生まれた赤ちゃんのための肌着」を開発した。市販のサイズより小さく、小さな新生児がぴったり着られるよう、伸縮性やひもでサイズの調整を可能にして着脱しやすくした。8日からインターネットや南風原町の店舗で販売する。

 子育てに関する商品を扱う同社には助産師が常駐しており、野添社長は「低体重で生まれる赤ちゃんが増え、特に沖縄は若年出産や早産も多いと聞いた」と開発の動機を語った。さらに県立南部医療センター・こども医療センター(南風原町)の新生児集中治療室(NICU)を見学し、母親らの協力を得ながら1年以上かけて完成させた。

沖縄子育て良品の野添かおり社長(左)と県立南部医療センター・こども医療センターの古波津百子NICU看護師長

 サイズは35―45と40―50の2種類ある。35―のサイズは販売がほとんどなく、これまでは大きな肌着をテープで留めるなどして着ていたという。

 7日に那覇市内で商品を発表し、同センターの古波津百子NICU看護師長に開発した肌着8着を贈呈した。

 値段は短肌着の白が1600円、オーガニック(茶色)が2500円。足まで隠れるコンビ肌着は2500円と3800円。いずれも税抜き。

 野添社長は「小さな肌着が必要な人の手に届けたい」と語り、県内外の卸先も探している。問い合わせは同社(電話)098(996)2550。