県民大会で知事追悼 あす奥武山 雨天決行、強風なら延期


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 辺野古に新基地を造らせないオール沖縄会議は9日、那覇市内で臨時幹事会を開き、11日午前11時から那覇市の奥武山公園陸上競技場で開く「土砂投入を許さない!ジュゴン・サンゴを守り、辺野古新基地建設断念を求める8・11県民大会」について、式次第に翁長雄志知事の追悼行事を盛り込むことを決めた。大会カラーの「青」に変更はないが、黒いリボンや喪章を身に着けての参加を呼び掛ける。

 オール沖縄会議共同代表の稲嶺進前名護市長は「知事を追悼し、思いを引き継ぐ大会にしたい」と呼び掛けた。

 大会開会に先立ち、参加者で翁長知事に黙とうをささげる。続いて息子で那覇市議の翁長雄治さんが登壇し、翁長知事が生前に語っていた県民に対する思いを最後のメッセージとして届ける。翁長知事が生前に用意していた大会あいさつ文は、職務代理者の謝花喜一郎副知事が代読する。

 当初は雨天中止の予定だったが、大会実施の要請が強いことから雨天でも奥武山公園内で決行する。ただ、強風域に入った場合は公園施設が使用できないため、延期とする。

 週末に沖縄本島に接近する可能性がある台風14号について、10日午後3時まで進路を見ながら開催の可否を見極める。