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興南旋風へ まず1勝 夏の甲子園 アルプス歓喜

興南が追加点を挙げ喜びを爆発させる応援団=9日午後、阪神甲子園球場

 【甲子園取材班】チームカラーのオレンジに埋め尽くされた1塁側アルプススタンドが歓喜に包まれた。阪神甲子園球場で9日に行われた興南高校の初戦。スタンドには野球部員や保護者、県出身者が多く集まり、県勢として2年ぶりとなる甲子園での勝利に沸いた。

 スコアボードに0が並ぶ緊迫した試合展開が動いたのは5回だった。2点を先制すると、毎回のように得点チャンスが訪れ、「ハイサイおじさん」や「ヒヤミカチ節」に合わせた応援のボルテージも上がっていった。二度の満塁のピンチを切り抜けた場面では、ひときわ大きな指笛や歓声が鳴り響いた。

 八回途中まで1失点とゲームを作った藤木琉悠投手の父・勇人さん(57)は「理想の展開だった。勝利は全員野球のたまものだ」と喜んだ。保護者会の赤嶺克俊会長(47)は「守りで我慢して、攻撃につなげる。エラーもあったが、みんなでカバーしてしのぐいい野球だった」と今後の快進撃に期待した。