興南、つなぐ打 意識 甲子園2回戦 あす木更津総合戦


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木更津総合戦に向け、打撃練習に打ち込む興南ナイン=13日、兵庫県尼崎市のベイコム野球場

 【甲子園取材班】第100回全国高校野球選手権で土浦日大に勝ち、初戦突破した興南は15日(大会第11日)に木更津総合(東千葉代表)とぶつかる。2回戦を2日後に控えた13日、午前10時から正午まで、兵庫県の尼崎ベイコム球場で練習を行った。各選手がそれぞれの課題の修正を図ったほか、チーム全体のテーマの確認などに汗を流した。

 練習では、状況を想定した打撃練習の中で、フライや守備のミスが続くと、我喜屋優監督がメンバーを集合させ、厳しい口調で指導した。フリーバッティングでは数人の選手が監督からスイングの姿勢や目線など、助言を受けていた。

木更津総合戦に向け、投げ込む仲松青竜(右)と藤木琉悠

 練習で出た課題を洗い直す夜のスイングも大阪入り後も続けている。仲村匠平主将は「スイングもしっかり意識してできている。木更津総合の投手は直球に自信があるようなので、つなげるバッティングをしていきたい」と意気込んだ。

 対する木更津総合は13日以降の練習取材を全て断っている。木更津総合は3年連続7回目の甲子園出場。打撃力に定評があり、地方大会では計6試合で50得点、チーム打率は3割8分1厘。打順では1番東、3番山中、4番野尻が鍵をにぎる。3人とも打率4割以上だ。2番の神子は計7盗塁と機動力もある。甲子園の初戦は敦賀気比(福井)を10―1と圧倒した。投手陣も力があり、エースで4番の野尻が8回途中まで1失点に抑え、2番手の根元が最速149キロの直球を駆使してしっかり抑えた。