久米島近海で台風18号が発生 沖縄本島地方いきなり強風域に 強風と大雨1日以上続く可能性も


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台風18号の進路図(15日正午、気象庁HPより)

 沖縄気象台によると、15日正午、沖縄県久米島の北約130キロの海上で、熱帯低気圧が台風18号になった。1時間におよそ10キロの速さで北に進んでいる。

 台風発生時には既に沖縄本島地方は風速15メートル以上の強風が吹く圏内に入っている。

 台風は今後、少しずつ北向けに遠ざかっていくとみられるが、沖縄気象台によると台風の動きが遅いため、沖縄本島地方では長い間、強風が吹いたり大雨が降ったりするとみられ、1日以上続く可能性もあるという。

 台風18号の中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心から半径170キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。

 15日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は本島中南部15メートル(23メートル)、本島北部17メートル(23メートル)、久米島15メートル(23メートル)の予測。15日昼すぎにかけて1時間に30ミリの激しい雨が降る見込み。

 沖縄気象台は相次いで台風が発生していることについて、「8月は例年、海面の水温が高く台風が発生しやすいが、今年は平年より多めといえる」と話した。【琉球新報電子版】