県政与党 翁長氏の後継選び開始 知事選候補を各団体から推薦


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調整会議を終え、報道陣の質問に答える照屋大河議長(中央)=17日午前10時45分ごろ、那覇市の自治労県本部

 9月30日投開票の沖縄県知事選に向け、県政与党による候補者選考の絞り込み作業が17日、始まった。同日午前、政党や労働組合、企業で構成する調整会議が那覇市の自治労県本部であり、各団体が推薦する候補者を挙げた。
 
 調整会議では候補者の選考基準として、今月8日に死去した翁長雄志知事の遺志を継ぎ、米軍普天間飛行場の県内移設断念を求めた「建白書」の実現に取り組める人物としている。

 会議の出席者によると、候補者の推薦提出は無記名で実施された。調整会議では今回挙がった候補者への意向を確認し、早ければ週内にも絞り込み作業を終えたい考えだ。

 会議終了後、報道陣の取材に応じた照屋大河議長は「構成する組織から推薦する名前の提出を受け、今後、早急に絞り込み作業を行うことを確認した。超短期決戦という現実はあるので、急ぎ県民に理解、評価をいただける人物を選んでいきたい」と語った。推薦された候補者の人数については明らかにしていない。
【琉球新報電子版】