知事選「争点は普天間返還」 佐喜真氏の選挙母体発足 


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沖縄の未来をひらく県民の会事務所開きでガンバロー三唱をする佐喜真淳氏(後列左から2人目)ら=24日午後3時49分、那覇市内ホテル

 9月30日の県知事選に出馬する前宜野湾市長の佐喜真淳氏(54)の選挙母体「沖縄の未来をひらく県民の会」が24日、那覇市内で設立総会と事務所開きを実施した。事務所は来週から那覇市牧志のいとみね会館を利用する。

 佐喜真氏は「戦後73年、街のど真ん中にあり、世界一危険と言われる普天間飛行場をいつ返すんだ。日本政府が早く返してくれ。今回の知事選の大きな争点は(普天間飛行場を)返還できるか否かだ」と強調した。嘉手納より南の米軍基地返還を推進するとして「全ては県民ファーストだ」と訴えた。

 選挙母体は自民、公明や市町村長、各種団体の代表で構成する。会長には県医師連盟の安里哲好会長が就任した。設立総会では自民党の橘慶一郎副幹事長、公明党の北側一雄副代表、沖縄電力の石嶺伝一郎会長らが登壇し、激励した。

 総会後、記者団の取材に応じた佐喜真氏は普天間返還の手法や辺野古新基地の是非を問われたが「県民の総意をもって普天間飛行場問題の解決に向けて取り組む。まずは政府、あるいは米軍に対しても、われわれの思いを伝えていきたい」などと述べるにとどめた。