ツーリズム・アワード カフー、OTS、OCVB入賞 LGBT取り組みなど評価


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 ツーリズムEXPOジャパン(日本観光振興協会など主催)が表彰する「第4回ジャパン・ツーリズム・アワード」が23日に発表され、カフーリゾートフチャクコンド・ホテル(恩納村)の「性的マイノリティーの方たちが過ごしやすい・働きやすい街づくり」をはじめ、沖縄ツーリスト(OTS、那覇市)と沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の取り組みがそれぞれ入賞した。

 国内・訪日領域の地域部門で入賞したカフーは、2014年からホテルスタッフを対象にLGBTに関する研修を実施。恩納村の地域を巻き込んで、どんな人も安心して過ごせるリゾート地域づくりが先進的な取り組みと評価された。同部門のOCVBは、県全体で観光客の受け入れ態勢を強化する「ウェルカムんちゅになろう受入啓発プロモーション」が評価された。

 同領域のビジネス部門には、OTSの「沖縄中文音楽バス」が入賞。レンタカーを利用できない中国語圏の観光客に、通訳案内士の社員が三線の演奏を交えて観光案内、予約から全て中国語で対応することなどが評価された。

 全体の応募数は261件。9月20日に東京で表彰式がある。大賞には3県7市町村で雪国の新たなブランドを構築する雪国観光圏が選ばれた。