9月30日投開票の宜野湾市長選に向け、市政野党の候補者選考委員会が26日、宜野湾市内で会合を開き、沖縄県高校PTA連合会前会長の仲西春雅氏(57)の擁立を決めた。27日にも正式に出馬を要請する。会合後、記者団の取材に応じた宮城一郎県議によると、仲西氏は出馬に意欲を示しており、要請を受諾する見通し。
仲西氏は26日、本紙の取材に対し「現状で答えられることはないが、正式な要請があればしっかり考えたい」と語った。
選考委は仲西氏の擁立を全会一致で決定し、同日中に上部組織である市長選に向けた準備会に諮り、承認を得た。宮城氏は決定理由について「大変教育に情熱を持っている方で、『建白書』の精神に全て賛同している」と説明した。
市長選を巡っては、市副市長の松川正則氏(64)が出馬を表明しており、一騎打ちの公算が大きい。
仲西氏は1961年6月生まれ。浦添市出身、宜野湾市志真志在住。興南高卒。2014年5月から県高校PTA連合会会長を2期4年間務めた。