離れ小島に取り残された女性4人救助 名護市の屋我地島沖 満潮で帰れなくなる けが人はなし


この記事を書いた人 アバター画像 宮城 久緒

 26日午後7時40分、名護市の屋我地島沖にある砂が堆積して形成された離れ小島で、「満潮になり道が無くなって帰れなくなった」などと119番通報があった。

 名護市消防本部が救助に駆け付け、県内の20代女性4人を救助した。けが人はいない。
 
 消防や名護署によると、離れ小島は屋我地島の海岸から約15メートルの距離にある。干潮時には徒歩で渡れるが、満潮になると島の周辺の水深は深いところで2メートル近くなる。女性らは同午後5時ごろから徒歩で離れ小島に渡って観光をしていた。

 消防の水難救助隊員8人が同8時から救助を開始。隊員らは泳いで島に渡り、ロープを張った上で、女性らにライフジャケットを着用させて同8時33分に救助を完了した。

 名護署は「海に出るときは潮の満ち引きを確認し、遊泳などをする場合はライフジャケットを着用してほしい」と呼び掛けた。【琉球新報電子版】