28日午前9時、南鳥島近海で台風21号が発生した。8月の台風発生は9個目で、8月の台風発生数では1960年、66年の10個に次ぐ2番目の多さになっている。81~2010年までの平均5・9個を大幅に上回っている。
沖縄気象台によると、海水温が高いなど、台風の発生しやすい気象が重なったことが要因とみられ、現時点では沖縄地方への影響は分からないとしている。
台風21号は28日午前9時現在、南鳥島近海にあり、時速20キロの速さで北西へ進んでいる。
中心気圧は2004ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、瞬間最大風速は25メートル。
台風は今後西側へ進む見込みで、気象庁の予報では31日午前9時にはマリアナ諸島にあり、中心気圧は965ヘクロパスカルまで発達する見込み。【琉球新報電子版】