南風原バーガー開発 南風原中生、工夫凝らし 11月お披露目販売


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「ベーコンパンプキンバーガー」を提案し、南風原町商工会の金城宏孝会長(中央)から表彰状を受け取る(左から)金城心美さん、吉屋遥さん、大城美優さん、喜名玲莉さん=27日、南風原中学校

 【南風原】南風原町商工会(金城宏孝会長)の地域ブランド構築展開プロジェクトの一環で、町内の中学生が提案するご当地バーガーの審査会が27日、南風原中学校で開かれた。南風原豚のベーコンと町特産品のカボチャを使ったベーコンパンプキンバーガーを提案したチーム「KMRH」が優勝した。優勝チームはプロの事業者と一緒に試作品作りに取り組み、11月の南風原町ふるさと博覧会で商品のお披露目と販売体験をする。

 今回のプロジェクトに参加したのは同校の1年生17人で、テーマは「イベント会場で食べたい南風原町のご当地バーガー」。教育プログラムの運営などを専門にするジーンプラネットの惣慶貴子代表が講師となり、夏休みの約1カ月間、ニーズ調査やグループ討議などに取り組んだ。4チームがそれぞれ工夫を凝らしたバーガーを提案した。

 優勝チームのメンバーは金城心美(ここみ)さん、吉屋遥さん、大城美優(みゆう)さん、喜名玲莉(れいり)さんの4人。審査員のプロの調理師からも高評価を得た。大城さんは「50人にアンケートをして頑張ったかいがあった」と話した。金城さんは「みんなで一生懸命作ってきたハンバーガーだ。優勝できて良かった」と笑顔を見せた。

 町商工会は、同事業を9月以降に南星中学校の1年生を対象に実施する予定。