勇壮の舞 街を席巻 沖縄全島エイサーまつり開幕


この記事を書いた人 琉球新報社

 【沖縄】夏の夜をエイサーの音色で彩る「第63回沖縄全島エイサーまつり」(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光物産振興協会、市青年団協議会)が31日夜、沖縄市胡屋十字路周辺の「道ジュネー」で開幕した。市内外から9団体が出演し、力強いエイサーや三線の心地よい音が市内に響き渡った。勇壮な演舞で開幕を飾った青年会らに、道路を埋め尽くすほど集まった観客からは盛大な拍手が送られた。

第63回沖縄全島エイサーまつり初日の道ジュネー。中の町青年会の演舞に多くの観客が魅了された=31日夜、沖縄市のコザゲート通り(喜瀨守昭撮影)

 トップバッターを飾った園田青年会を応援しようと、家族で来た翁長愛絆さん(10)=諸見小4年=は「地元だからいつも応援してる。園田のエイサー見たら元気出る」とはにかんだ。東京から毎月沖縄に訪れているという白井芳和さん(58)は「“全島”を見たくて日程合わせてきた。初めて来たけど熱気がすごいね」と力強い太鼓の音に圧倒されていた。

 1日午後3~9時には、市コザ運動公園陸上競技場で「第40回沖縄市青年まつり」、2日午後3~9時には同競技場で本祭が開かれる。