【台風21号・3日午前9時現在】南大東島で最大瞬間25メートル 大東島地方に最接近 


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3日午前10時40分時点の衛星画像(ひまわりリアルタイムWebより)

 非常に強い台風21号は3日午前10時半現在、大東島地方に最接近している。同日朝、南大東島で最大瞬間風速25・0メートル(午前9時33分)、北大東島で同24・7メートル(同9時43分)を観測。強風域を抜けるのは夜遅くとなる見込みで、沖縄気象台が注意を呼び掛けている。

 台風21号は3日午前9時現在、南大東島の東北東約220キロにあり、1時間におよそ20キロの速さで北北西に進んでいる。中心気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速45メートル、最大瞬間風速65メートルで、中心の東側170キロ以内と西側130キロ以内は風速25メートル以上の暴風域となっている。

台風21号の進路図(3日午前9時現在、気象庁HPより)

 台風は今後、南大東島の東北東の海上を北北西に進み、4日には四国付近にかなり接近し、上陸する可能性がある。

 大東島地方の沿岸海域はうねりを伴い大しけとなっている。3日に予想される波の高さは大東島地方で7メートル、沖縄本島地方、先島地方で3メートル。大東島地方は3日、最大風速20メートル、最大瞬間風速30メートルが予想されている。3日夜の初めごろまで落雷や突風、急な強い雨の恐れがあり、沖縄気象台が注意を促している。【琉球新報電子版】