県知事選挙に向けて沖縄県政記者クラブが呼び掛けた立候補予定候補者討論会で、自民党県連が超短期決戦を理由に佐喜真淳氏の不参加を伝えていたことについて、佐喜真氏は3日の政策発表会見の冒頭で、自民県連の回答から一転して討論会に参加する意向を表明した。
佐喜真氏は記者に対し「さまざまな行き違いで、討論会について事務方の不手際でマスコミに誤解を与えた。討論会は政策や主張をご理解いただける絶好の機会だから喜んでお受けしたい」と述べた。
自民県連が不参加と回答した報道を受けて県連に批判が相次いだため、方針を変更した。佐喜真氏は「私自身、報道を見て大変驚いている。私と事務方との調整ミスだが、事務方にはこのようなことがないようしっかり伝えた」とも話した。
記者クラブの呼び掛けに対し佐喜真氏を推薦する自民県連は2日、文書で「投票まで残り1カ月もない超短期決戦の中で、1人でも多くの県民と直接、対話を重ねたいところから、日本青年会議所の討論会に一本化して対応したい」と回答していた。【琉球新報電子版】