沖縄、記録ずくめの夏!降水量が過去最多 平年の1.85倍 台風も9個接近


社会
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 よく降った、夏―。この夏(6~8月)の沖縄地方の地域平均降水量が平年比1・85倍となり、1946年の統計開始以来、過去最多の降水量となった。相次ぐ台風の接近などが主な要因。沖縄気象台が3日、発表した。

台風7号接近による激しい雨風の中を歩く人たち=7月1日、那覇市内

 沖縄地方の地域平均降水量は那覇、久米島、宮古島、石垣島、与那国島の5地点から算出。宮古島は平年比2・25倍の1303・0ミリ、石垣島は同1・95倍の1166・5ミリ、那覇は同1・52倍の957・5ミリを観測した。

 沖縄気象台によると、7月から8月にかけて、本州付近への太平洋高気圧の張り出しが平年より強く、台風や熱帯低気圧、湿った空気が沖縄地方に流れ込みやすかったという。

 台風は6~8月の3カ月で、平年値4・2個の倍以上に当たる計9個が沖縄地方に接近した。7月3日には久米島で「50年に一度」の大雨を記録。7月の沖縄地方の降水量は、統計開始以来の過去最多を更新していた。