社会

米軍ヘリ 久米島緊急着陸 UH1Y 1時間半後に空港離陸

久米島空港に緊急着陸した米軍普天間飛行場所属のUH1Yヘリ=5日午後4時すぎ、久米島空港(盛長容子通信員撮影)

 米軍普天間飛行場所属のUH1Y多用途ヘリコプター1機が5日午後3時45分ごろ、久米島町の久米島空港に緊急着陸した。米軍などによると、久米島近くで訓練中にコックピット内の警告灯がついた。着陸から約1時間半後に離陸したが、民間機の運航に遅れが生じた。沖縄防衛局職員が6日、久米島町などに事案の内容を説明する。町は町議会と対応を協議する。県は6日以降、原因究明とそれまでの飛行停止を求める方針だ。


 県空港課によると、空港側に着陸の事前連絡はなかった。搭乗していた兵士5人にけがや機体の損傷はない。緊急着陸の影響で琉球エアーコミューター(RAC)の久米島と那覇を結ぶ1往復2便が最大1時間半、遅延した。

 点検を経て久米島を離陸した後、緊急着陸機は米軍嘉手納基地に飛来した。訓練用の弾薬を積み直す様子があった。いったん普天間飛行場に戻った後、嘉手納基地で別のヘリと合流し、読谷村方面に離陸するのが確認された。訓練に向かったとみられる。


 在沖米海兵隊は5日、本紙の取材に「パイロットは訓練された通り、最も安全な方法を選んで標準的な手順で機体を着陸させた。検査で機体は安全に飛行を続行できると判断した」と説明した上で、「着陸によって引き起こされた不便についておわび申し上げる」と述べた。

 沖縄防衛局は「予防着陸で民間機の離着陸に影響を与えたことは遺憾で、航空機の安全管理の徹底を米側に申し入れた」と発表した。

 普天間飛行場所属UH1Yは今年1月にうるま市の伊計島の海岸に不時着、4月に熊本空港に緊急着陸した。同飛行場所属機の緊急着陸・不時着は今年に入って8件目。8月には同じ日にオスプレイ2機がそれぞれ嘉手納基地と鹿児島県の奄美空港に緊急着陸した。