22、23日に首里城公園で「中秋の宴」 22日は人間国宝5人が至芸を披露


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昨年行われた「中秋の宴」。首里城を背に琉球舞踊や組踊などが披露された=2017年9月30日、那覇市の首里城公園

 首里城公園で古典音楽や舞踊、組踊を披露する「中秋の宴」が22、23の両日、首里城公園御庭特設ステージで開かれる。両日ともに開演時間は午後6時30分~同9時で、入場は無料。22日は人間国宝5人が出演し、月明かりの下で最高峰の芸能が披露される。

 22日に出演する人間国宝は照喜名朝一さん、城間德太郎さん、宮城能鳳さん、西江喜春さん、比嘉聰さん。城間さん、西江さん、照喜名さんによる独唱の演目のほか、宮城さんが披露する舞踊「前之浜」に合わせ、ほか4人が地謡を担当する。県立芸大の学生による組踊や舞踊などの演目もある。

中秋の宴への来場を呼び掛ける沖縄美ら島財団の西上均常勤参与(左)と新里由香さん=18日、琉球新報社

 23日は「国王・王妃公開選出大会」のほか、組踊や古典舞踊など多彩な演目が披露される。18日に琉球新報社を訪れた沖縄美ら島財団の西上均常勤参与は「5人の人間国宝が一堂に会し、注目を集める演目となっている。県内外から多くの人に参加して欲しい」と語り、来場を呼び掛けた。問い合わせは同財団☎098(886)2020。同財団は公共交通機関での来場を呼び掛けている。【琉球新報電子版】