出生率44年連続全国一 17年沖縄県内 人口千人当たり11・3


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 沖縄県医療政策課は18日、2017年の県人口動態統計(確定数)を発表した。出生数は1万6217人(前年比400人減)で、人口千人当たりの出生率は11・3(前年比0・3ポイント減)となり、全国平均よりも3・7ポイント高く、44年連続で全国1位となった。出生と死亡の差である自然増減数は4272人で、前年の4911人よりも639人減少した。

 1日平均の出生数は44・4人で、32分25秒に1人出生した。1人の女性が生涯に産む子供の人数を示す合計特殊出生率は1・94(前年比0・01ポイント減)で、全国の1・43と比較し、0・51ポイント高く、33年連続で全国1位だった。

 死亡数は1万1945人(前年比239人増)。人口千人当たりの死亡率は8・4(前年比0・2ポイント増)で全国の10・8と比較すると2・4ポイント低かった。死亡率は16年連続で全国で最も低く、1日平均の死亡数は32・7人で、44分に1人死亡した。自然増減率は前年比0・4ポイント減の3・0で、全国のマイナス3・2と比較すると6・2ポイント高かった。

 婚姻件数は8084組で前年比380組減、離婚件数は3484組で前年比216組減となった。1日平均の婚姻件数は22・1組で1時間5分1秒に1組婚姻した。1日平均の離婚件数は9・5組で2時間30分52秒に1組離婚した。