ラジオ沖縄に最優秀賞 民放連 私宅監置報道に評価


この記事を書いた人 大森 茂夫
ラジオ沖縄ディレクターの西中隆さん(西中さん提供)

 日本民間放送連盟(民放連)は20日、2018年日本民間放送連盟賞のラジオ報道番組部門最優秀賞に、ラジオ沖縄(ROK)が5月28日に放送した「私宅監置・沖縄~扉がひらくとき~」を選んだ、と発表した。沖縄の放送局がラジオ報道部門で最優秀賞を受賞したのは初めて。

 番組は、自宅敷地内の小屋などに精神障がい者を閉じ込める「私宅監置」の歴史や、私宅監置が今に伝えるメッセージを探った。企画制作を担当した西中隆さん(48)は「賞は苦悩の人生を送られた当事者や関係者に当てられた光だ。彼らに感謝したい。精神障がい者との正しい歩み方を考えるきっかけになれば」と話した。

 番組は1時間で、10月にも再放送を予定している。