中央線の時間帯変更、廃止 沖縄県警検討、20年度末 安里―松川 国場―古波蔵―旭町


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 沖縄県警は、那覇市にある県道29号(安里十字路―松川交差点)と国道507号・330号(国場―古波蔵―旭町交差点)の2区間で、時間によって中央線が変わる「中央線変移」と、バスレーンの見直しを検討している。機器の老朽化と交通状況の変化が理由で、10月12日まで意見公募(パブリックコメント)する。

 両区間の中央線変移は朝夕の渋滞緩和のため、それぞれ1982年と81年に始まった。県道29号の泊交差点―安里三差路間で、2014年に中央線変移が廃止されて以来の見直し。早くて20年度末までの移行を目指す。

 安里―松川間は、真嘉比方面と松川西を結ぶ周辺などで混雑が多発。国場―古波蔵―旭町間は、国道329号那覇東バイパスへ交通量が分散するなど、交通状況が変化した。3車線ある安里―松川間は現在、午前6時~午後5時半は松川から安里向けが2車線(1車線は午前7時半~同9時でバスレーン)、午後5時半~午前6時は安里から松川向けが2車線(1車線は午後5時半~同7時はバスレーン)となっている。県警が適当と考える案は、松川西―安里間で中央線変移を継続し松川から松川西間で中央線変移とバスレーンを廃止。松川と松川西で右折帯ができる。4車線ある国場―古波蔵―旭町間は現在、午前7時半~同9時は国場から旭町方向が3車線(国場―古波蔵間の1車線はバスレーン)。県警案は全区間で中央線変移をやめて片側2車線を固定し、国場―古波蔵間のバスレーンは継続するものとなっている。

 県警は現在の通行方法のほか、新たな9案を県警や県のホームページで公開している。