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首位琉球、2位粉砕 サッカーJ3第24節 鹿児島に4―0

 サッカー明治安田J3の第24節、リーグ首位に立つFC琉球は22日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでリーグ2位の鹿児島ユナイテッドFCと対戦し、4―0で快勝した。J2昇格を狙う上で大一番と見ていた首位決戦を制した。琉球の戦績は14勝5分け4敗で勝ち点は47。前節、14試合ぶりに黒星がついたものの、今季ホーム戦負けなしの琉球は、同じく今季敵地で負けなしと勝負強い鹿児島に対し、前半から攻め続けた。エース富所悠の2点を含む4得点と危なげない内容で勝ち、J2昇格の上昇気流をつかんだ。琉球の次戦は30日、静岡県沼津市の愛鷹広域公園多目的陸上競技場で、アスルクラロ沼津と対戦する。


琉球―鹿児島 果敢にゴールを狙う瀧澤修平(左から3人目)ら琉球の選手=22日、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアム(大城直也撮影)

◆猛攻堅守、見えたJ2

 相手にボールが渡ると観客は「あー、くそー」と悔しそうな声を出す。ボールが相手のゴールネットを揺らすと一斉に立ち上がり、歓喜の雄たけびを上げる。3386人の観客と選手が一体となったスタジアムで、FC琉球は天王山と見ていた鹿児島との首位決戦を4―0で制した。

 前節のガンバ大阪U23戦は0―2で完敗した。積極性を欠いた内容に、金鍾成監督は「13試合負けなしが続き、知らず知らずに消極的になっていた」と振り返る。不安を残したまま、この日の大一番を迎えた。

 しかし試合が始まると、積極的にプレスを掛けてくる鹿児島をかわし続け、GKが1対1となる場面にも、全員で必死に戻り、体を張りながらピンチをしのいだ。攻撃は常に前に前にボールを入れ、細かいパスでゴールを狙い続けた。

 前節の「ただボールを動かす」ではなく、目的を持ったサッカーをし、エース富所悠や中川風希らが応えた。不安視された消極的なプレーはなく、王者の風格も感じられる内容だった。

 頂上決戦を制した琉球。次戦は22日の結果で2位に上がった沼津と対戦する。中川は「緊張感を忘れず、しっかり勝ちたい」と各選手の思いを代弁するように気を引き締め直す。J2への階段を一歩一歩、チーム一丸で上っていく。 (喜屋武研伍)


 ◆金鍾成監督(FC琉球)の話 1点失う覚悟で攻め続ける、という意味で“3対1で勝つサッカー”を掲げている。守備も全員が必死で守り、失点0で4得点。良い勝ち方だった。残り9試合も「勝ち点1でも積み上げていく」どん欲な姿勢を崩さずに臨みたい。

 ◆三浦泰年監督(鹿児島ユナイテッドFC)の話 途中で選手を交代するなど、流れを変えようとしたができなかった。攻撃のレベルが非常に高い琉球に対し、先制できず、勢いを与えてしまったのが一番の敗因。潔く負けを認めて、次の成長につなげていきたい。




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