自転車の街・名護PRへ しまなみ、びわ湖と黄金ルート 四国運輸局が動画撮影


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名護湾を背景に、サイクリング動画を撮影するキム・ミソさん(左奥)ら=26日、名護市の21世紀の森公園

 【名護】国土交通省四国運輸局は26日、国内外から多くのサイクリング旅行者が訪れる瀬戸内海のしまなみ海道、自転車による街づくりを進める名護市、びわ湖一周サイクリングの滋賀県守山市の3エリアを「サイクリング・ゴールデンルート」と銘打ち、PR動画の撮影を始めた。

 一体化した情報を発信することで音楽鑑賞ツアーやスポーツ観戦、体験などを盛り込んだテーマ性・趣味性の高い旅行、スペシャル・インタレスティング・ツアー(SIT)層の誘客を図る。名護市や守山市、しまなみジャパン、愛媛県国際観光テーマ地区推進協議会と連携する。

 事業を委託された撮影隊が26日、沖縄入りした。プロサイクリストの韓国人キム・ミソさん、北海道ニセコ町在住のオーストラリア人リース・リドルさんを招き、28日までツール・ド・おきなわのコースや名護市、本部半島などで撮影する。

 名護市の小野雅春・商工観光局長兼自転車のまちづくり推進室長は「自転車を切り口として経済効果や産業を育成し、名護市や北部をゴールデンルートにしていきたい」と期待した。

 動画はイベント、広報などで活用する。韓国やオーストラリアにも発信していく。撮影隊はしまなみ海道、守山市でも撮影する予定。