鹿児島リース 沖縄進出 鹿銀系列 来月、那覇に営業所


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10月1日に沖縄営業所を開設する鹿児島リースの上ノ原洋一社長(右)と吉野淳一沖縄営業所所長=27日、那覇市泉崎の琉球新報社

 鹿児島銀行や肥後銀行からなる九州フィナンシャルグループ傘下の鹿児島リースが、10月1日に沖縄営業所を開設し、沖縄に初進出する。27日、上ノ原洋一社長と吉野淳一沖縄営業所所長が那覇市泉崎の琉球新報社を訪れた。事務所は那覇市久茂地の鹿児島銀行沖縄支店内に置く。鹿児島リースの営業拠点は鹿児島県、宮崎県と合わせて8カ所目となる。

 リース対象は車両や建機、事務用品機器、医療機器などを予定している。上ノ原社長は「人と消耗品以外は全部リースする。経済が好調な沖縄は魅力的なマーケット。進出してくる会社も多いので、ソファなど事務所の内装部分についても手掛けたい」と話した。「人脈が全くないので、入り口は鹿銀とタイアップしていく」として、鹿銀の取引先からサービスを広げていく考えを示した。
 契約高の目標について「最初からは難しいと思うが、安定して収益を出すためにも2、3年で数十億は欲しい」と話した。当面は吉野所長1人が常駐するが、営業が順調に推移し契約高が伸びれば増員も検討するという。吉野所長は「よりお客さまの役に立てればうれしい」と意気込みを語った。
 競合相手となる沖縄地元行グループのリース会社について、上ノ原社長は「かなり頑張って地元に貢献している、地域密着の典型で理想とする姿だ」と話した。