サッカーJ3で首位のFC琉球は27日、沖縄県庁で会見を開き、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)から是正通達付きでJ2ライセンスが交付されたと発表した。琉球は2度目の交付で、昨年も是正通達付きだった。琉球はこれでリーグ終了時(12月2日)に2位以内に入ると、J2昇格決定となる。
運営母体の琉球フットボールクラブの倉林啓士郎社長は「周囲の方々のサポートのおかげで取得に至った。より大きい舞台で戦えるよう、これからもサポートしていきたい」と意気込んだ。
是正通達では財務基盤や組織体制の強化を求めている。琉球の経営状況は一昨年、昨年と2期連続で赤字だった。倉林社長は「是正通達の内容に全力で取り組んでいく」と話した。
県サッカー協会の具志堅朗会長は「あとはいかに勝ち点を積み上げていくか。60点が優勝ライン。選手も自信を持ちながらやってほしい」とエールを送った。
県出身で琉球のDFを務める徳元悠平は「(交付の知らせは)本当に良い報告。もっと力が入る。絶対に優勝して、J2に上がるので応援よろしくお願いします」と必勝を誓った。