友達巻き込み盛り上げる 「南部九州総体」まであと300日 推進委員に聞く


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 2019年7月に沖縄県、鹿児島県、熊本県、宮崎県の九州4県を中心にで開催される「南部九州総体」の総合開会式まで9月30日で、残り300日となる。県内高校生で組織する全国総体沖縄県高校生活動推進委員会のメンバーを中心に500人以上の生徒が大会運営の支え、成功に導くために活動を始めている。推進委員会委員長の杉野乃彩さん(開邦)と副委員長の大城理樹さん(向陽)は「友達みんなを巻き込んでみんなで盛り上げていきたい」「大会を成功させるんだという強い意志を持って、協力してやっていきたい」と意気込んでいる。

インタビューに答える開邦の杉野乃彩委員長(右)と向陽の大城理樹副委員長=25日午後、八重瀬町の向陽高校

―全国高等学校総合体育大会沖縄県高校生活動推進委員会の活動内容は。

 杉野乃彩「同委員会は各都道府県にもありますが、沖縄は6地区の高校生532人が活動しています。大会運営を支援するほか、手作りの記念品の内容などを考えています」

―高校生にとって全国総体とはどのような舞台か。

 杉野「選手にとって一番大きな大会。私も陸上をしていて、その舞台を目指して練習している」

 大城理樹「バレーボールをしているが、部活生なら誰しも憧れるスポーツの祭典」

―大城さんは今夏の東海総体を視察したが、印象は。

 大城「三重県の推進委員会が競技会場の外でパンフレットを配っている様子を見たほか、鹿児島県の人たちと交流し、お互いに大会に向けての意見や情報の交換などをしました」

―8日には那覇市で300日前イベントも行った。

 杉野「300日前イベントで高校生活動が本格的にスタートした感じ。協力してみんなで作り上げようという雰囲気になった」

―30日で正式に300日前になる。周囲の反応はどうか。

 杉野「300日前イベントでビラを配りましたが、沖縄でインハイをやることが『初耳』と答える人が多かった。今後どんどんPRしていきたい」

―沖縄開催の競技の中で注目する競技は。

 杉野「陸上がとても楽しみ。今後、五輪や世界の舞台で活躍するすごい人たちが走る。できるなら一緒に走ってみたい」

 大城「中学3年までやっていた空手。あこがれている有名な選手や、東京五輪でも活躍するかもしれない選手が空手発祥の地の沖縄で見られるのもいい」

―大会への意気込みを。

 杉野「みんなを巻き込んで盛り上げていく。これから本格的に連携して取り組んでいきたい」

 大城「自分たちが大会を成功させるんだという強い意志を持ち、推進委員会が中心となって各地域の生徒と連携し、大会を成功させたい。