那覇の新しい玄関口、新那覇バスターミナルが1日午前5時に開業した。この日は通勤通学などでバスを利用する人だけでなく、生まれ変わったターミナルを見学しようと朝から多くの人が訪れ、賑わいを見せている。
新バスターミナルには停留所が11カ所あり、那覇バス、琉球バス交通、沖縄バス、東洋バスなどの65路線以上が乗り入れる。運営は第一交通産業の100%子会社「那覇バスターミナル」が担う。
バスの時刻表などを表示する電光掲示板は英語、韓国語、中国語などの多言語対応で、海外からの観光客にも分かりやすくなっている。ターミナルエリアはバリアフリーで、施設内には空調のきいた待合室やコンビニエンスストアも整備されている。
普段から移動手段としてバスを頻繁に利用している宮里ミエ子さん(82)=那覇市=は早速、那覇市内の路線の時刻表を入手するためターミナルを訪れた。宮里さんは「新ターミナルはバリアフリーでお年寄りでも利用しやすい。これから外出するのが楽しくなる」と笑顔を見せた。
米国から観光で訪れているネーサン・ウォルスターさん(33)「時刻表や目的地が英語で表示されているから迷わずバスに乗れる。施設もとても清潔で快適だ」と話した。【琉球新報電子版】