新基地建設阻止「新知事支える」 県民大行動 400人決意


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ガンバロー三唱で、新基地建設阻止への思いを新たにする市民たち=6日、本部町営ホール

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う沖縄県名護市辺野古の新基地建設に反対するオール沖縄会議の県民大行動が6日、本部町営ホールで行われた。新基地建設阻止を掲げる玉城デニー氏の知事就任後に初めて開かれた県民大行動に、県内各地の島ぐるみ会議や市民団体などから約400人(主催者発表)が駆け付けた。ヘリ基地反対協議会の安次富浩共同代表は「デニー知事をサポートしないといけない。団結して辺野古を止めよう」と強調。参加者らは新知事と共に新基地建設を阻止していくことを誓った。

 県民大行動は毎月第1土曜日に開催されている。毎回、米軍キャンプ・シュワブゲート前で行われてきたが、新基地建設に用いる土砂が搬出される本部町で今回開催した。

 マイクを握った本部町島ぐるみ会議の高垣喜三さん(69)が町塩川地区での土砂搬出の状況を報告した。沖縄防衛局は県の埋め立て承認撤回後の9月7日以降、搬出した土砂を陸揚げし、現在、土砂搬出の動きはない。高垣さんは「私たち自身が絶対(基地建設を)許さないという姿勢を示すことが大事だ」と訴えた。

 那覇市から参加した照屋美波さん(18)は「工事が止まり(工事業者の)生活が困っている面もあると感じていた。本部の人たちの思いを知り、勉強不足だったと感じた」と話した。