まるで「冬」でした―。12日の県内は高気圧の張り出しに伴って寒気が流れ込み、今季一番の冷え込みとなった。各地で最低気温が20度を下回り、最高気温も12月上旬~12月下旬並みと肌寒い一日となった。
気象庁によると、12日の最低気温は南城市糸数で平年より4・8度低い16・7度、国頭村奥で同4・6度低い16・9度、うるま市の宮城島で10月の観測史上最低の18・3度を観測した。最高気温も南城市糸数19・5度、渡嘉敷19・9度、那覇21・0度など各地で平年を3~7度下回った。
12日は県内各地で雨が降った。那覇市のパレットくもじ前では、長袖姿で傘を差し、急ぎ足で通勤する人たちの姿があった。沖縄気象台によると、14日ごろまで平年を下回る気温が続く見込みだ。【琉球新報電子版】