【八重瀬】八重瀬町志多伯区(神谷邦彦区長)の「獅子(しし)加那志(がなし)七年忌豊年祭」が旧暦8月15、16日に当たる9月24、25の両日、同区で盛大に開かれた。区の守り神「獅子加那志」が4年ぶりに登場し、五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を願って区内の拝所などを道ジュネーして回った。夕方からは志多伯馬場で舞台もあり、獅子舞から組踊まで区民総出で多彩な演目を繰り広げた。
志多泊の豊年祭は、人の年忌法要の周忌に合わせて開かれる。今年は戦後3巡目の七年忌だった。
道ジュネーには区民ら約250人が参加した。舞台では舞踊や芝居、組踊などが披露された。
区民総出の舞台を見ようと那覇市文化協会のバスツアーで訪れた仲真千賀子さん(66)は「子どもの頃は普天間にいたが、その頃の印象がよみがえるような昔懐かしい面影がある。小さい子どもからお年寄りまで、こんなにたくさんの人が一緒に盛り上げているのが素晴らしい」と感想を話した。