沖縄音楽と「カリー」 オリオン 台北でビアフェスト


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オリオンビールを片手に沖縄音楽を楽しむ来場者ら=13日午後8時ごろ、台北市

 【台北市で仲村良太】オリオンビールの台湾での消費拡大を目指す「オリオンビアフェストin台北・沖縄スペシャルタイム」が13日、台北市の統一時代百貨店台北店で始まった。14日まで。ことしで5回目。参加者はステージでディアマンテスの歌が始まるとタイミングを合わせて「嘉例(カリー)」と声を上げ、雨の中、沖縄音楽を聴きながらビールを堪能した。

 台湾では屋外で音楽を聴きながらビールを飲む習慣はなかったが、オリオンビールが楽しみ方を提案し定番化した。

 オリオンビールは2016年2月に台北に事務所を開設し、日系飲食店を中心に販路を広げてきた。今年3月には台中に事務所を開設し、台湾全土での販売拡大、営業強化に努めている。4月には台湾での取扱店を検索するサイトを開設、6月にはファミリーマートでデザイン缶第2弾を発売するなど、親しまれている。18年度の樽(たる)、缶、瓶を合わせた台湾での出荷目標は前年度比26%増の1700キロリットルに設定している。

 石垣市出身で建国科技大1年の高那航太郎さん(19)は「台湾でオリオンビールがこんなに認知されていてパワーを感じた」と喜んだ。オリオンビール台湾事務所の福永貫之所長は「ビアタワーなどSNSに映えるものを活用して広めていきたい」と抱負を語った。