21日投開票の那覇市長選は18日から選挙戦最終盤の三日攻防に入る。三日攻防を前にした17日、立候補している無所属新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=、無所属現職の城間幹子氏(67)は市内各地で演説し、支持拡大に奔走した。
翁長氏の陣営は、推薦政党の支援団体などの基礎票を固めつつ、浮動票獲得に向けてスポット演説などを精力的に実施している。重点地域は真和志と定め、票の掘り起こしを進める。17日は、むつみ橋や新都心などで街頭に立ち「市民目線で新しい那覇市の建設に取り組む」と決意を語った。
一方、城間氏の陣営は支援する企業や団体などの基礎票を固め、支持拡大を呼び掛ける。市場まわりや母親たちとの意見交換など、市民との対面を重視した運動を展開している。17日は、県庁前での演説会に登壇し「市民の幸せと福祉、安心と安全のために働く」と意気込みを語った。
15日から市内5カ所で始まった期日前投票は3日間で2万389人(男性8926人、女性1万1463人)が訪れた。選挙人名簿登録者数は25万9188人(男性12万3894人、女性13万5294人)。