社会

校舎半壊 移転ピンチ 手作業で整備中に台風襲来「このままでは開校できない、力を貸して」 

台風の影響で壊れたガレージ。ウッドデッキなどを手作りしたところだった(提供)

 生きづらさを抱える子どもや若者の自立を支援する教育施設、侍学園スクオーラ・今人(いまじん)沖縄校が来年4月、現在の南風原町から八重瀬町に移転する。新校舎となる建物や庭を子どもや若者たちが手作業で整えているところに台風24、25号が相次いで襲来。建物は半壊状態となり「このままでは開校できない。力を貸してほしい」と、修繕のための寄付を呼び掛けている。

 沖縄校には中高生年齢の若者のほか放課後の学童保育、乳幼児や障がいのある子どもの預かりなど、支援事業の枠を超えて多様な子どもや若者が集まる。新校舎は広い敷地に母屋、プレハブなどがあり、元気な子どもたちはそれぞれのペースで過ごすことができる。スタッフたちは「定員を増やし、対応が難しかった子たちも通えるようになる」と希望をかけてきた。

 メンバーらは8月以降「板1枚の値段も気にして」(蟇目崇校長)床板を張り替え、テーブルを作るなど手作業で整備を続けてきた。ところが9月の台風で母屋は屋根が剥がれ、プレハブは壁も柱も外れた。屋根は大家が直してくれることになったが、プレハブは基礎から修繕が必要になった。沖縄校は目標300万円の寄付を募ることにした。

 間瀬楽大さん(16)は「びっくりしたけどみんなで作業をするチャンス」と笑い、友利ゆいかさん(16)も「その方が愛着も出る」と前向きだ。

 寄付は口座振り込み、クレジットカード、古本の寄付でも可能。寄付の詳細、修繕状況は侍学園のホームページに掲載している。問い合わせは沖縄校(電話)098(996)3989。