県都発展へ審判 那覇市長選きょう投開票


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街頭で手を振って支持を呼び掛ける翁長政俊氏(左)、城間幹子氏=那覇市内

 任期満了に伴う那覇市長選は21日、投開票される。無所属新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=と無所属現職の城間幹子氏(67)が立候補し、一騎打ちの選挙戦を展開してきた。各候補は20日夕、那覇市内で最後の訴えをして選挙戦を終えた。投票は21日午前7時から午後8時まで、市内54カ所の投票所で実施される。開票は午後9時10分から那覇市民体育館で行われ、午後11時までに大勢が判明する見通し。 

 選挙戦では子育て施策の充実や経済振興、街づくりなどを争点に、市政刷新を目指す翁長氏と、市政継続を目指す城間氏が論戦を繰り広げてきた。各種政策とともに、1期4年の城間市政への評価が問われる。選挙結果は玉城デニー知事の今後の県政運営にも大きな影響を与えそうだ。

 知事選から3週間で投開票日を迎え、両氏ともに政党など支援団体は知事選の対決構図を維持したまま選挙戦を戦った。両陣営は8~9万票が当選ラインと分析し、支援団体の組織票固めや浮動票獲得に注力してきた。

 翁長氏は20日夕、県民広場前で打ち上げ式を開き「市民サービスが劣化している状況を放置するわけにはいかない。市民と一緒に那覇市の大改革を行う」と市政刷新を訴えた。

 城間氏は20日夕、県立博物館前交差点で打ち上げ式を開き「市民の幸せ、福祉のために頑張ってきた。1期4年でまいた種を2期目に花開かせてほしい」と市政継続を訴えた。

 那覇市の選挙人名簿登録者数(13日時点)は25万9188人(男性12万3894人、女性13万5294人)。15日から市内5カ所で実施された期日前投票には4万9226人(男性2万833人、女性2万8393人)が訪れ、既に投票を終えた。