支持求め 最後の訴え 那覇市長選きょう投開票


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 21日投開票の那覇市長選は20日で7日間の選挙戦を終えた。無所属新人で前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦、無所属現職の城間幹子氏(67)はそれぞれ街づくりや子育て政策などを訴え、論戦を繰り広げてきた。両氏は20日夕、必勝を誓って市内で打ち上げ式を開き、力強く最後の訴えを発した。(’18那覇市長選取材班)

◇市民と共に大改革を 翁長政俊陣営

 選挙期間中に訴えた公約を確実に実施していく決意だ。4年間の市政運営を検証し、分かったことは市民生活、サービスが劣化している事実だ。この状況を放置するわけにはいかない。市民と一緒に何としても那覇市の大改革を行う。

 給食費の無償化、医療費の高校3年までの無料化を実現していく。子どもの命や、医療に関わる問題も簡単に切り捨てる市政であってはいけない。現市政は一括交付金を使い切らず(4年間で)55億円返した。学校の耐震化など財政需要が高い事業がある。問題に目を向けない、耳を傾けない今の市長のやり方では市民生活が良くならない。那覇の市長として県内市町村の代表になるつもりだ。新しい時代をつくっていく。

◇誇りある豊かな街に 城間幹子陣営

 那覇市政1期4年、私は市民の幸せや福祉、若者の未来のために、市民の皆さまと共に頑張るという気持ちで市長を務めてきた。明日はその4年間の評価に審判が下る。これまで頑張ってまいてきた種を、2期目の私に花開かせてほしい。

 玉城デニー知事は翁長雄志前知事の遺志を受けて、ぶれずに沖縄を守ってくれている。その心に県都那覇市を守る私も賛同し、支えていく。誇りある県都那覇市、平和で誇り豊かな沖縄県を目指す。那覇市は沖縄県のフロントランナーとして、全ての市町村の皆さまと共に頑張る玉城県政を支えることを強く決意している。城間幹子はぬちかじり(命の限り)頑張る。最後の最後まで力強い後押しをお願いしたい。