任期満了に伴う那覇市長選は21日投開票され、無所属現職の城間幹子氏(67)の2期目の当選が確実となった。前県議の翁長政俊氏(69)=自民、公明、維新、希望推薦=と一騎打ちの選挙戦だった。
城間氏は9月30日の知事選で勝利した玉城デニー知事と同じ「オール沖縄」の組織体制を維持して盤石の選挙運動を展開し、労組や企業などの組織票に加え、無党派層にも支持を広げた。
「オール沖縄」勢は、宜野湾市長選は落としたが、知事選、豊見城市長選に続く勝利となった。選挙結果は玉城デニー知事の県政運営に追い風となりそうだ。
那覇市長選は、子育て施策や街づくりなどを争点に論戦が繰り広げられたほか、1期4年の城間市政への評価も問われた。城間氏が当選したことで、市民は市政運営を信任した形だ。認可保育園の増設による待機児童数の減少など、安定的な市政運営が評価された。【琉球新報電子版】